本社では深夜までがんばる皆さんとよく出会います。
今が大事な時だからと、熱い想いで寝ずにがんばる姿。
しかし、販売のスタッフとして採用されたメンバーは、ちょっと温度感が違うようです。
本社と、店舗では別世界の感覚。
大手もベンチャー経験した私が思うに、この感覚はどのタイプの会社も変わらないなという印象です。
お互い、自分たちの方が大変だという感覚。
そして間に挟まれる職種の方は、とにかく気苦労が絶えない。
間を取り持ってくれる担当者がいる会社はよいですが、人が少ない会社は分かり合えないままギクシャクして空中分解なんてこともあります。
社内と、店舗スタッフはタイプの異なる性質が集まっているので意識の違いが起こると認識する必要があります。
お互いの職種では、得意とする分野や性質が違うので同じ言語ではコミニュケーションができないという理解で仕事を進めましょう。
こんなに頑張っているのにわかってくれないは、当たり前だということです。
「頑張る」に対しての価値観が違うからです。

今までこういったケースを数多くみてきましたが、うまくいっている会社のポイントをまとめてみました。
●間に入って調整役になる人を配置する。
●販売スタッフに女性が多い化粧品業界は、調整役は男性の方がスムーズに進む傾向あり。
●調整役を男性にした場合、話を聞いてもらえる安心感は必要だが、ただのいい人ではなく社内でも仕事ができると言われるタイプが◎。
●店舗リーダーは、社内側の人でもあると思ってもらう。店舗リーダーであると同時に会社と店舗をつなぐ、中間管理職としての意識を育てる。
社内の部署でも経験があるかもしれませんが、職種によってキャクターは変わってきます。
お互い悪気はないのですが、なかなか自分の意図したことが伝わらないストレスは溜まっていきます。
販売スタッフを雇用する会社では店舗の人材とは別に、特に調整役をできる人材がいるかないかで、その後の運営に関わってきますので採用の検討をおすすめします。

いつも人が固定しないなどお困りのところは、実は表に出さないすれ違いが起こっているなんてことがあるかもしれません。
社内を見回して、会社と店舗をつなぐ人材はいるでしょうか?
調整役がいない会社は、新たに採用したり、外注でそういった人材をお願いしたりできる時代になりましたので自社に合わせて考えているのもよいかもしれません。